2017年03月29日

沖縄の馬(その2)

高良倉吉著「琉球の時代」(ちくま学芸文庫)を読んでいたら沖縄(琉球)の馬の記事にであった。
沖縄(琉球)が世界史の文献に明確に登場するのは中国の明の時代に明に進貢貿易を始めたという記事が明の記録「明実録」にあることをもってだということである。当時の沖縄の王は「中山王察度(さつと)」であり年代は西暦1300年あたりの話である。
その貢物の中に馬がある。馬・硫黄・胡椒・蘇鉄とあり、高良氏は馬・硫黄は琉球(沖縄)土産の品であるとしている。当時は沖縄にも沢山の馬がいたことになる。
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2017年02月19日

「ヒツジと馬」の物語

その物語のテキストは以下のようである:
その毛を刈り取られた一頭のヒツジが数頭の馬たちを見ていた。一頭は重い荷馬車を動かしており、他の一頭は大きな荷物を運んでおり、第三は一人の人間を勢いよく運んでいる。そのヒツジはこれらの馬たちに言った。「ヒトが馬たちを操縦しているのを見ると心が痛む[文字通りには、「私にとっては心が細る」]。」馬たちは言った。「よく聞けヒツジよ。ヒト、飼い主がヒツジの毛から彼自身のために一着の暖かい衣服を作りそしてヒツジにはもはや毛がないのを見ることは心が痛む。」これを聞いて件のヒツジは森に逃げていった。
残片しか残されていない言語でこのような文章を確信を持って作ることは不可能である。インドーヨーロッパ祖語の動詞の時制の標識は議論のあるところであり、関係代名詞の形式は不確かであり、インドーヨーロッパ祖語の補語(ヒツジが馬が荷物を運んでいるのを見た)の正確な構造は不明である。言語学者たちはこれを古くから残された一つの問題と見ている。Bynon 1977:73-74そしてMallory 1989:16-17を参照のこと。}
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2017年02月07日

「テンポ」細胞の関与ークンカチョウの歌

鳥の歌はヒナが大人の鳥が鳴くのをまねして学習して発達する。
例えばキンカチョウのヒナは仲間の歌を選択的に学習するが、ヒナを近縁種のジュシマツを仮親として育てるとキンカチョウはジュシマツの歌を学習する。
しかし、ジュシマツの歌を学習するが、テンポはキンカチョウのものである。この発見は沖縄科学技術大学院大学の研究者たちである。このテンポを学習する機会はなかったので、キンカチョウのテンポは遺伝形質と一つと考えられる。研究チームは「一次聴覚野」に注目し、短い音と空白に反応する「テンポ」細胞があることを発見した。この細胞の機能は生得的でキンカチョウの歌に反応するが、他の鳥の歌には反応しないし、キンカチョウの歌の空白を人工的に長くした歌にも反応した。
鳥の歌にもその鳥の生得的な要素があることが非常に興味深い。
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2017年02月05日

鞍馬天狗ー馬と鞍

「花咲かば 告げんと言いし山里の 告げんと言いし山里の
使いは来たり馬に鞍 鞍馬の山の雲珠(うず)桜」
これは謡曲「鞍馬天狗」の冒頭に一節である。雲珠(うず)桜
は日本式の乗馬のための馬具の部品の一つである。写真を載せて
置く。
bagu00033.jpg
<日本の馬具の雲珠>
うず桜は一般的には「渦桜」と書く。これは花びらが渦を巻いて
いるような桜である。鞍馬だから、うずは雲珠。

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一足先に春を

今朝の仙台は穏やか日差しで梅の花が咲いているもの
見つけることもできた。DSCN3072.jpg
<梅の一輪(2月5日)>
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2017年02月02日

日本語の起源

ヨーロッパや西アジアの言語群に対してはその共通の祖語の研究が活発にされていて馬の家畜化、乗馬の習慣、馬車の発明との関連が議論されている。日本語についてはこの辺のことはどこまで分ってきているのだろうか?
岩波新書の大野晋「日本語の起源」によれば、
現生の日本語はウラル・アルタイ語派に属する言語である。このアルタイ語化したのは朝鮮からの新しい言語が到来した時期で西暦紀元二世紀より以前である。理由は三世紀の著作である「魏志倭人伝」に現れる一字一音の人名や役人の名は全てアルタイ語系の語順を持ち、奈良時代の日本語の文法と語彙で十分に理解できるからである。
勿論これ以前にもアルタイ語系の日本語は話されていたはずで、大野晋は弥生時代(紀元前300年)が出発の時期であるとしている。それ以前は南方系の言語を話していたとしている。
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2017年01月31日

沖縄の馬ー与那国馬(ユナグニウマ)

日本の最西端である沖縄・与那国島にいる馬である。
来歴は不明であるが、明治に行われた洋馬(ペルシャ馬)との人工的な雑種繁殖を免れた馬たちである。その意味で在来種の本来の性質を保っている馬たちである。
奈良時代あたりに大陸からもたらされたものか?
先史時代に日本列島にいた馬たちは弥生時代あたりで消滅している(弥生時代の馬の化石が存在する)。300px-Yonaguniuma.jpg
<与那国馬>
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2017年01月24日

北米の最古の現生人類

北米に現生人類(ホモ・サピエンス)がやってきた最古の例は2万4000年前であることが判明した。これは従来より約1万年早い。
この研究はカナダのモントリオール大学の研究者たちの発見である。
この研究グループはカナダ北部、ユーコン地方の米アラスカ州との境にある遺跡で動物の骨を調べた。その結果、石器で傷が付けられた骨を15個発見した。この骨の年代測定からこれらの骨は2万3000年から2万4000年前と分った。
従来は1万4000年まえが最古に現生人類となっていたが、約1万年も遡るものになった。2万4000年前の地球は寒冷期(ウルム氷期)であり、アジア大陸と北米大陸が繋がっていた(ベーリンジア)。これを伝わってアジア大陸から北米大陸に現生人類は渡ったことになる。
これらの骨の中には馬のあごの骨も入っていた。これは現生の家畜馬ではなく、当時北米にいた野生馬のものである。
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「妖精の輪」の謎が解けた。

パターン形成の話である。
写真のようなパターンができる仕組みが解明できた。ring.jpg
<妖精の輪>
アフリカの南西部、ナミビア砂漠にある草原には円形の裸地が境を接して写真のような興味深いパターンを作っている。一つ一つの円は直径は数メートルから数十メートルとかなりの大きさである。こんなパターンが何故できるのか?
これに解答を与えたのは米プリンストン大学のコリーナ・ダウニータ准教授などのグループである。
ナミビア砂漠は雨の少ない極度な乾燥地帯ですが大西洋からの霧がこのサバクに達することでこの水分を使って草が生えるこができ、草原となっているところがある。ところが奇妙なことにその草原のあちこちに草が生えていない円形の裸地が点在することだ。これが写真のようなパターンの基本要素である。
研究者によれはこの円の忠臣には白アリの巣が必ずあり、この白アリが草の根を食べてしまうことから円形の裸地ができると考えた。
これだけであると白アリは草を食べつくし草原が裸地一色になるはずだ。
そこでパターン形成にチューリング・メカニズムを思いだした。枯れた草原で点々と火災が起こる。ところがこの草原にはバッタが大量に住み着いていた。そのバッタが火事を避けて火元から避難する周辺に避難したバッタの水分で火事は止まる。これで円形の焼け跡が点在するパターンが創れる。これがチューリング・メカニズムでネガティヴ・フィードバックが必要なわけである。
このネガティヴ・フィードバックの候補として米プリンストン大学の研究者たちは水分に着目した。裸地では草がないので周辺の草はその分より多くの水分が利用可能でこれによって白アリの被害を食い止める十分な草が育つ。これが裸地の境界となる。
このようなメカニズムが働いているらしい。
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2017年01月15日

馬の音声

日本では馬の鳴き声は「ヒーヒーン」が典型的な鳴き声であるが、英語圏では馬の鳴き声は四種類に分類されている。
@ウイニー(whinny):日本で言う「馬の嘶き(いななき)」である。極めて大きな叫び声である。最初は高いピッチ(約2000ヘルツにも達する)で、最初の半分ほどの振動数に落ちるなどピッチに変化が見られる。
https://www.youtube.com/watch?v=yCkSJhCD6SA
<ウイニー>
Aスクィール(squeal):大きな音で1000ヘルツ程度の音律的な音も含んでいるが、非音律的な耳障りな星雲も沢山含んでいる。
https://www.youtube.com/watch?v=5JWfWouuBgk
<スクィール>
Bブロー(blow):鼻から空気を急激律動的に噴出すことで出る。このブローは最も大きな音で、200メートル先でも聞こえる。この鳴き声はさまざまなピッチの音を含んだ短く、打楽器的で非音階的な鳴き声である。
Cニッカー(nicker):100ヘルツあたりの極めて低い音程の音である。これは柔らかな音で口を閉じた状態で生成される。
https://www.youtube.com/watch?v=uxyr8_BUjDA
<ニッカー>
これは鳴き声というより、ネコの「ゴロゴロ」と同じようなものかもしれない。
動物の鳴き声は人間の言語と異なり、その音声の中に特別の意味があるわけではなく、特別の状況で発せられる操作音であろう。
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